史料・史跡集

辞令｢医学校取調御用掛｣（｢佐賀県立図書館所蔵｣）

辞令｢医学校取調御用掛｣（｢佐賀県立図書館所蔵｣） 明治2年（1869年）明治政府は、先進的な医学校の創設を相良知安に任命する。
弘庵は知安の旧称。

｢独医学輸入に関する知安自筆覚書｣（「佐賀県立図書館所蔵」）

｢独医学輸入に関する知安自筆覚書｣（「佐賀県立図書館所蔵」） ドイツ医学の優秀性と先進性を確信した相良知安の自筆覚書。

｢医制略則｣（八十五ｹ条）草案（｢佐賀県立図書館所蔵｣）

｢医制略則｣（八十五ｹ条）草案（｢佐賀県立図書館所蔵｣） 　相良知安は、ドイツ医学の優秀性に着眼し、我が国医学制度をドイツに求めた。これは、明治7年公布された｢医制｣（七十六ｹ条）の草案である。
　明治5年、知安が文部省初代医務局長時代に起草し、ほぼ原案どおり公布された。

｢草案｣―医及ビ医師ノ名称を廃スル説―（護健使(クスシ)）

｢草案｣―医及ビ医師ノ名称を廃スル説―（護(ク)健使(スシ)） 　明治3年、知安は持論の建白書を持参し、廟堂へ提出しようと大学東校を出た時、部下の不正事件に連座した理由で、弾正台に拘留された。
　知安は、「医とは元来病を治す術であるが、今日日新の医学はこれだけでなく、健康を増進しさらに疾病予防に努め、寿命の延長を図るべきである。だから医の名称を改めて、医務を司宰する官庁を設置し、護健使（クスシ）として、之に学校を附属させるべき」との主旨を主張した。
　この思想は、明治時代には壮大で飛躍的であったが、すでに予防医学の萌芽がみられる。

｢相良知安先生記念碑｣（東京大学医学部構内）

東京大学　相良知安記念碑

 　相良知安の功績を顕彰するため、昭和10年全国の医師等の寄附により、東大医学部池之端門側に建立された。
　記念碑は、東京大学医学部･附属病院創立150周年記念事業として、平成19年東大医学部附属病院玄関前の陽の当たる場所へ移転された。碑は、石黒忠悳博士の題額と入澤達吉東大名誉教授の撰文。

→記念碑碑文
東京大学　相良知安記念碑

「相良知安掲示板」（『城雲院』門前）

「相良知安掲示板」（『城雲院』門前） 相良知安の生涯と業績の説明板。

｢相良知安之墓｣（『城雲院』：佐賀市唐人二丁目）

 相良知安之墓 戒名は｢鐵心院覚道知安居士｣。

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