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「第4回さが維新まつり」(令和3.10.23 )が開催され出演しました(報告)。 

  「第4回さが維新まつり」【2021(令和3)年10月23日】が、秋晴れの好天下に今年は「大隈重信没後100年を記念し、大隈侯の偉業を顕彰する」とのテーマで開催され、筆者は公家(嵯峨実愛)役で出演し練り歩きました。

  明治維新150年目の節目となる2018(平成30)年に創設された「第1回さが維新まつり」から、4回目となる今年はコロナ感染予防対策を講じて「佐賀さいこうフェス」の一環として2021(令和3)年10月23日の秋晴れの好天下に、佐賀城公園(佐賀城本丸歴史館・博物館広場)一帯で開催されました。

今年のテーマは、郷土佐賀が生んだ偉人大隈重信にちなんで「大隈重信没後100年を記念し、大隈侯の偉業を顕彰する」でした。佐賀藩出身で「佐賀の七賢人」の一人である大隈重信は、東京専門学校(現在の早稲田大学)の創設や、二度の総理大臣を務めたことで有名です。他にも、「円」を単位とした貨幣制度や、太陽暦の採用、統計院の創設など我が国近代化の発展に大きく寄与・貢献しました。今回の「さが維新まつり」(時代行列)では、様々な年代(幼少期から)での大隈重信が登場しました。 

          【鯱の門を出発する行列一団(筆者は公家衣装)】                                    行列は、佐賀城鯱の門から4つの隊列(ステ-ジ)ごとに行進しました。一番目の隊列(テ-マ「大隈を育んだ佐賀」)は、幼少期の八太郎(重信)と「蒙養舎」(佐賀藩の藩校「弘道館」)の子どもたち、及び大隈重信の母三井子が登場しました。二番目(テーマ「明治日本をつくった佐賀人たち」)では、大隈侯も入れた「佐賀の七賢人」が行進しました。「佐賀の七賢人」とは、鍋島直正・大隈重信・島義勇・佐野常民・副島種臣・大木喬任・江藤新平の七人です。三番目(テーマ「学の独立・早稲田大学創設」)では、大隈重信総長はじめ、天野為之・福沢諭吉及び早稲田佐賀高等学校の生徒達が登場しました。

                                                                                        最後(「テーマ「悲願の鉄道開通」)の隊列は、明治5(1872)年、我が国最初の蒸気列車の開通(新橋-横浜)に尽力した、大隈重信の功績を再現しました。そのため佐賀城公園に鉄道模型が作成されました。鉄道開通式当時の「四号列車」には、大隈重信・西郷隆盛・副島種臣・大木喬任・後藤象二郎・板垣退助・嵯峨実愛(公家)・各国外交官らが乗車しました。筆者は公家衣装にて嵯峨実愛(さが さねなる)に扮して練り歩きました。 出演者の殆どが洋装姿のなか、公家衣装の筆者は注目を浴びました。 以上総勢30名の出演で練り歩きました。 

             【出演者の記念集合写真】(上)                                                                                                    

   【蒸気列車の前で各国外交官に扮したALT達と筆者】

当時全部で九号ある列車の乗客には、明治天皇・三条実美・渋沢栄一など当時の政界・財界・官界のそうそうたる人物68名が乗車しました。佐賀城鯱の門からスタートした一団は、佐賀城公園を廻って練り歩き、最後に博物館広場ステージに着きました。ステージ上では、躍動感ある「さが維新おどり」が披露されました。その後、大隈重信に扮した山口佐賀県知事により、大隈重信の功績の紹介があり、又時代行列に出演した歴史人物の紹介がありました。次に、「幕末・維新 佐賀の八賢人おもてなし隊」のメンバーによる寸劇「通せんぼ」(10分)が上演され、大隈重信の活躍を描いた寸劇に拍手喝さいを受けました。

                 【ステージ上での出演者たち】

会場一帯は2日間にわたり、「佐賀さいこうフェス」として、コンサート・グルメまつり・タイフェステイバル・マルシェ・アート・スポーツイベント・農業高校農産物販売会など多くの多彩なイベントが開催され、多くの県民が訪れ秋の一日を楽しんでいました。

【 鉄道開通と高輪築堤】--2020(令和2)年に、東京都港区高輪で発見された鉄道遺産である「高輪築堤」は、大隈重信が我が国最初の蒸気列車の開通に尽力し、海上に線路を敷設した国指定の貴重な近代歴史遺構です。当時、東京田町から品川間の海上に全長2.7kmの堤防が築かれ、その上に線路が敷設されました。              「高輪築堤」の一部は、佐賀市の佐賀城公園内と早稲田佐賀中学校・高校(唐津市)敷地内へ、移設されることが決まりました。

        ※「陸蒸気を海に通せ!」(佐賀県立佐賀城本丸歴史館主催:                                                                                                   

         「大隈重信没後100年・鉄道開業150年記念特別展」パンフより)                                                         

         【東京八ツ山下海岸蒸気車鉄道之図】

   

 

※「第3回さが維新まつり」(2020年10月24日)の内容・画像は、                                                          

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